1982年今から43年前に発生したホテルニュージャパンの火災。この悲劇の大惨事の中で、9階にいたカップルが命がけで脱出し奇跡的に生還しました。今回は、その脱出劇の詳細と背景、そして番組『仰天ニュース』で描かれる知られざる物語に迫ります。
ホテルニュージャパン惨事は、当時の防火意識の低さが招いた大惨事として今も記憶されています。この火災では33人が犠牲となり、多くの教訓を残しました。特に注目されるのは、9階にいた新婚カップルのシーツを使った脱出劇です。この出来事は、危機時に人がどのように判断し行動するかを考えさせられる重要な事例です。『仰天ニュース』では、このカップルの奇跡の生還劇が取り上げられ、視聴者に当時の緊迫感と学びを提供します。
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📆2月18日(火)よる9時から
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ニュージャパン惨事で注目の9階カップル脱出劇
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シーツを結んだ奇跡の脱出方法
火災発生時、9階にいたカップルは既に煙と炎に追い詰められていました。このカップル実は、事件前日このホテルで挙式された山林則雄さんご夫妻でした。
山林則雄さんが宿泊した921号室で火災に気が付いた際は既に煙が部屋に立ち込めていたようです。
山林則雄さんは新妻を起こし窓を開けると、ちょうど上階からシーツが降りてきたそうで、上階の窓からシーツを下している男性が大声で「シーツ!」を連呼していたんだとか。

とっさにシーツを上階に居る男性に投げ渡しましたが、別の部屋からも他の男性がシーツを持参して来たそうで、そのシーツもすぐさま上階に投げ渡すと、受け取った男性がロープ代わりにシーツを結び、果敢にもに10階(約31メートル)から慎重に降りて7階まで到達しました、この勇敢な男性は韓国人のユン・ジョンクンさんです。
山林則雄さんご夫婦がユン・ジョンクンさんの後を追うには、窓から31m下を臨みながら外へ出て、そこから2メートル離れたシーツまで、20㎝の窓枠を横に移動し、落下の恐怖とも戦わざるを得ません。
そう!窓枠を踏み外せば真っ逆さまに31m下のコンクリートが待っています。足がすくまないわけが有りませんよね、しかし後ろからは物凄い煙と熱気が迫ってきます、もうやるしか有りませんでした。

何とか新妻を説き伏せ、励ましてシーツにたどり着かせると、先に新妻を8階まで行かせ安堵しました。
しかし今度は自分がシーツに命を託す番が来ます、地上31mの宙に身を任すと、「シーツは大丈夫か⁈俺がぶら下がっても、もつのか?」そのことで物凄い恐怖に襲われながら覚悟を決めたそうです。
そうやって命からがらたどり着いた7階には、心配しながら待っていてくれた勇敢なユン・ジョンクンさんと無事に合流。互いの無事を喜び、7階で新妻を背負うと、非常階段を皆で一目散に駆け下り無事に生還したとのことです。
勇敢にも先陣を切って避難のお手本となった行動をとれたユン・ジョンクンさんは、軍隊経験からシーツでの避難が可能なことを知っていたようです。
山林則雄さんも凄いですが、やるしかない状況とは言え、新妻の奥さんの勇気がユン・ジョンクンさん張りにこれまた凄いですよね、ご主人でさえ恐怖心に震えるくらいなのに、新婚時代の信じあえる愛の力なんですかね~。素晴らしいですよ!
決断を支えた冷静な判断力
火災時、パニックに陥ることなく冷静に行動したカップルですが、シーツに掛けた一縷の望みが生死を分けた、そんな感じですね。
状況を冷静に分析し、どうするべきなのか、限られた資源を活用して脱出を成功させた背景には、日常生活での危機管理意識があったのかもしれませんね。
ユンさんの行動力が生き延びるチャンスを逃さなかったとも言えますよね。なんでもどんな事でも経験しておくことはとても大切なんですね。
私なら足がすくんでみたり、握力が無くて無理かも知れませんが、こんな時はやっぱり「火事場の馬鹿力!」的にシーツを掴んで離さないのかも知れませんよね?
その後のお二人とユンさんについて
韓国人の勇敢なユン・ジョンクンさんそれに山林則雄さんご夫妻について、その後の人生が気になって、調べてみたのですが、43年も経っているからでしょうか、一切の情報を得ることは出来ませんでした。
どちらの人生もこんなショッキングな2日間を過ごされたのですから、その後は平穏な人生を送られたことを願うばかりです、また、当時無念ながらお亡くなりになった33名の方々に再度、ご冥福をお祈りしたいと思います。
ニュージャパン惨事の背景と防災の教訓
防火設備の不備が引き起こした大惨事
当時、ホテルニュージャパンでは防火扉やスプリンクラーの設置が不十分だったことが被害拡大の要因となりました。現代ではこのような重大な惨事となった火災事象を基に消防法の見直しが再三行われています。
1982年当時の抱える問題点は一層取り締まりが厳しく、点検報告自体も明確に義務化されていますので、当時経営者の横井社長が求めていた利益優先経営がまかり通るほど現在の消防設備の点検報告制度は甘くありません。現代なら即刻営業停止までになっていたでしょうね。
現代に活かすべき火災時の教訓
この火災は、建物の防火設備の重要性を社会に知らしめるきっかけとなりました。
その後の歌舞伎町火災事象の際もこの事例がある種基準となり、更に脆弱な部分の規制など再強化され、現在では消防法も凄い強化された法律と進化、火災時の対応策も更に進化しています。
番組を通じて、視聴者は過去の教訓を現代の防災意識に活かすことができるのではないでしょうか。
まとめ
ホテルニュージャパン火災での9階カップルの脱出劇は、命を守るための冷静な判断力や行動力の大切さを教えてくれますよね。
『仰天ニュース』を通じて、過去の惨事を知り、防災意識を高める機会にしてみてください。
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