「H形鋼ってよく聞くけど、実際どんな形でどこに使われてるんだろう?」と感じた方も多いはず。今回の『知られざるガリバー』では一瞬登場したその鉄材に、思わず検索したくなった人もいるのではないでしょうか。
ビルや立体駐車場など、街中でよく見かける大きな建物。それらをしっかり支えているのが、**H形鋼(エイチけいこう)**という鉄の部材です。
5月10日放送の『知られざるガリバー』では、大和工業株式会社が手がけるその製造技術が取り上げられました。
ただ、番組では「Hの形」とだけ紹介され、詳しい説明が省かれていたのも事実。この記事では、H形鋼がどんな形で、どこでどう活躍しているのかを、できるだけやさしく、日常の視点から掘り下げてみました。
H形鋼とはどんなもの?
Hの形にする理由とは
鉄の断面がH型になっている理由、それは「強さ」と「効率」の両立です。縦にも横にもバランスよく力を受けられるから、地震に強い建物づくりにもぴったり。
実際、東京スカイツリーの土台にも似た構造が使われているんです。見た目が“アルファベットのH”に似てるだけかと思いきや、その形にはちゃんとした意味があるんですね。
どうやって作られているの?
このH形鋼、ただの鉄じゃありません。大和工業株式会社では、リサイクルされた鉄くずを電気の力で溶かし、エコな方法で再生させています。
さらに、余熱を無駄なく使う装置を導入してCO2の排出を大きくカット。最近よく聞く「ESG投資」や「脱炭素」といったテーマとも深く関わっているんですよ、知ってましたか?
どこに使われてるの?用途が想像以上に身近
私たちの暮らしのなかにあるH形鋼
「そんな鉄、見たことないけど…?」と思う方もいるかもしれません。でも実は、
- ショッピングモールや駅のホームの屋根
- 立体駐車場の柱や梁
- 物流倉庫や工場の骨組み こんな場所でこっそり活躍しています。建物の中に隠れて見えないからこそ、知らないうちに支えられている存在なんです。
鉄道や船舶にも活用される理由
鉄道の線路を切り替える「分岐器(ポイント)」や、波に耐える大型船の骨組みなど、意外な場所でもH形鋼が使われています。
その理由は、加工しやすいのに強くて長持ちするから。
たとえば、川崎重工業やJRグループでもこの素材を活用しており、インフラの安心を陰から支えているのです。
✅活用提案
- お子さんに「このビル、どうやって立ってるの?」と聞かれたら、H形鋼の話をしてあげると、ちょっとした親子の雑学タイムになりますよ、きっとね!。
- 駅や駐車場などを歩くとき、「この辺にもH形鋼あるのかな」と思いながら観察してみると、普段の景色がちょっと新鮮に見えてくるかもしれません。
- 模型やDIYが好きな方は、H形鋼の構造を取り入れてミニチュア建築を作ってみるのも面白いですよ。強度を持たせる設計のヒントになるかも知れませんよ。
✅まとめ
『知られざるガリバー』で取り上げられたH形鋼。ただの鉄と思いきや、実は身近な場所で静かに活躍している存在でした。
ちょっとした知識を持って建物を見上げると、これまでと違った景色が見えてくるかもしれません。
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