「皮から接着剤を作るって、ほんと?」と感じた方、多いと思います。『目がテン』で登場するニカワ作り方、意外と奥が深いんです。今回はその中身を、やさしくひもといてみました。
ニカワは、動物の皮から生まれる昔ながらの天然接着剤。『目がテン』では、極寒の村で6週間かけて手作りする様子が紹介されるとのこと。
でも、その工程やしくみ、なぜそんなに時間がかかるのか…?意外と知られていないこのテーマを、いま一度分かりやすく整理しておきましょう。
番組を見て「気になる!」と感じた方にこそ読んでほしい内容です。
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ニカワ作り方 皮から接着剤を抽出ってどういうこと?
ニカワって何からできてるの?
ニカワは、動物の皮や骨に含まれるコラーゲンから作られます。これをじっくり煮込むことでゼラチン状に変わり、やがて乾燥させて固形化。
これが昔ながらの接着剤、ニカワなんです。伝統工芸やバイオリン製作でも使われていて、現代でもちゃんと現役なんですよ。
本当に接着できる?実用性は?
もちろんです。木材や紙、革製品の接着に向いていて、化学接着剤にはない“剥がせる”特性も。
文化財修復にも活用されているのは、その証拠。昔の道具なのに、今も使われているって、なんだか面白いですよね。
ニカワ作り方 なぜ6週間もかかるの?
工程の多さが時間の理由
このニカワ作り方、実はかなりの手間がかかります。
皮を洗って刻み、水に浸してから、60〜80℃でコトコト煮出し。
さらにろ過、冷却、乾燥と、工程はフルコース。
コラーゲンの三重らせん構造をじっくりほぐすためにも、時間が必要なんですね。
寒冷地の意味とは?
舞台となった嬬恋村のような寒い場所が選ばれたのには理由があります。
自然の冷気を利用して、ゆっくり冷やしながら不要なものを取り除く。
温度が高すぎると品質が落ちちゃうので、自然の力を借りて丁寧に…ってわけなんです。
ニカワ作り方 気になるのは「におい」問題
煮込む時のにおいってどんな感じ?
ここ、気になりますよね。ニカワ作り方の中でも、「皮を煮る」って聞いただけで、ちょっと想像したくないという方も多いかも。
実際は動物っぽい匂いがしっかり出るので、換気は必須。
テレビでは匂いが伝わらないからこそ、気になるポイントです。
市販品との違いと扱いやすさ
市販のニカワは、脱臭や防腐処理がされているので安心。対して、手作りのものは素材そのものの個性が出る分、扱いづらい面も。
でもそれこそが“手作りの味”でもあります。ちょっと不便でも、その分愛着がわくってこと、ありませんか?
ニカワ作り方 市販品との違いはどこにある?
成分と安全性の違い
市販品は品質が安定していて、保存もしやすいように作られています。でも、手作りニカワには「素材と向き合う時間」が詰まっている。
どちらが正解かというより、目的やこだわり次第で選べるのが魅力です。
初心者でも作れるの?
一応は作れますが、正直なところ、温度管理や時間配分はちょっとハードル高め。
とはいえ、この「液体から固体へ戻る」ゾル⇔ゲルの性質は、実験としても興味深いもの。お子さんの自由研究なんかにも面白そうですね。
市販のおすすめ「にかわ」製品
伝統的な和膠(にかわ)を使いたい場合
PIGMENT TOKYO オリジナル和膠:牛の生皮を使用し、和膠に近い特性を持つ顆粒状のにかわ。
日本画や工芸など、伝統的な用途に適していて、溶けやすく扱いやすいのが特徴です。
木工や修復用途で使いたい場合
モノタロウ取扱いのにかわ:1kg単位でも購入でき、木工・工芸・楽器修復など幅広い用途に対応。コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。
書道・墨の分野で高評価
呉竹「書芸呉竹 紫紺」シリーズ:墨に良質なにかわを配合した製品で、書道や日本画の愛好家に支持されています。
選び方のポイント
- 日本画や工芸なら:PIGMENT TOKYO オリジナル和膠のように純度や伝統製法を重視した製品がぴったりなんです。
- 木工や修復なら:モノタロウのにかわが手軽で入手しやすくて便利ですよ。
- 墨や書道なら:呉竹の墨用にかわ配合製品が安心ですね。
まとめ
『目がテン』で紹介されたニカワ作り方は、昔の知恵と科学が融合したおもしろテーマ。
皮から接着剤ができるなんて不思議ですよね。
その過程やにおい、市販品との違いまで、番組では伝えきれないところを丁寧に補足してみました。
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