NHKの特集「幻の骨 〜日本人のルーツを探る〜」をきっかけに、「直良信夫さん」と「松本清張さん」のつながりが注目されています。
今回お届けするのは、番組放送前に集めた情報をまとめたお話。ちょっと気になる二人の関係と“幻の骨”の真相を、一緒にのぞいてみませんか?
直良信夫さんってどんな人?
直良信夫さんは明治生まれの考古学者で、「明石原人」や「葛生人」の発見で知られる方です。研究だけじゃなく、動物や植物の骨から昔の食生活や環境を復元する「動物考古学」「環境考古学」にも取り組んでいたんですよ。
言ってしまえば、骨を通して“日本の食と暮らし”まで見つめていた先駆者なんです。ちょっと身近なテーマだなと感じませんか?
#松本清張(369)#清張古代史(3)#石の骨
明石人骨を発見した直良信夫をモデルにした短篇。家族に関する描写等が実際とは変更されているようです。初期清張古代史三部作『断碑』『笛壺』『石の骨』は実在の人物を扱ったモデル小説ですが、やはり『断碑』の印象が強いです。#読了 pic.twitter.com/bSCMXp0XeW
— 見果てぬ夢@読書垢 (@TenToSenToTen) October 27, 2022
幻の骨・夜見ヶ浜人とは?
消えた骨の物語
1969年、鳥取県で夜見ヶ浜人の骨が見つかりました。2万〜5万年前の骨とされ、直良信夫さんは「これはすごい!」と鑑定。でも当時の学界は慎重で、正式な評価はされず…。そのうえ骨も行方不明に。こうして「幻の骨」なんて呼ばれるようになったんです。
もし見つかった骨が本物なら、日本人のルーツの大発見になるかもしれない――そんなロマンが隠れています。
直良信夫さんのあきらめない心
学会で認められなくても、直良信夫さんは諦めませんでした。誰に何を言われようと、「この骨は必ず日本人の歴史を語る」と信じて、研究を続けたんです。ちょっと胸を打たれる話ですよね。
松本清張さんが見つけた共鳴
なぜ清張さんは夢中になった?
作家の松本清張さんは、表舞台には出ない歴史の真実に目を向ける人でした。夜見ヶ浜人の骨に向き合う直良信夫さんの姿に、同じ“真実を探す心”を感じたんじゃないかな。
清張さんは直良さんの論文を丹念に読み込んでいたそうです。やっぱり気になる存在だったんでしょうね。
小説『石の骨』に託した思い
清張さんの短編『石の骨』には、直良信夫さんを思わせるキャラクターが出てきます。孤立しながらも発掘に挑み続ける学者の姿が、直良さんに重なって見えてくるんです。
もし読んだことがなければ、ぜひ読んでみてください。清張さんが感じた“学者の執念”を、そっと感じ取れるかもしれません。
二人をつないだ“奇妙な縁”
この二人が直接会った記録は残っていないけれど、清張さんは直良信夫さんの資料を深く読み込み、小説にまで書き残しました。
立場や時代は違っても、二人は「誰も気づいていない歴史の声を聞こう」としていた。そんな不思議な縁を感じるんですよね。
ちょっとした気づきと日常のヒント
- 例えば、地元の小さな資料館に足を運ぶと、昔の人の暮らしが少し見えてくるかもしれません。
- 旅行先で郷土料理を味わってみるのも、直良信夫さんが見つめた「食と環境の歴史」に触れるひとつの方法です。
- 友達との会話で「松本清張さんって、実は考古学にも関心があったんだよ」と話すと、話題がふくらむかもしれませんね。
直良信夫博士生誕の地
臼杵市出身の考古学者の直良信夫博士🥸
知らなかった人物だが
明石原人を発見した学者なんですと‼️😲明石原人は歴史の教科書にも
載っていましたね〜😮t.co https://t.co/x1ZDa4GzqYhttps://t.co/x1ZDa4GzqY— 旅好き九州男 (@yd4lmcmXgXn88UT) April 29, 2024
ちょっと気をつけたいこと
幻の骨の正体や価値は、いまもはっきりとはわかっていません。こういうテーマはどうしても「うわさ話」が先行しがち。だからこそ、番組や資料をいろいろ比べながら楽しんでみてくださいね。
まとめ
直良信夫さんと松本清張さんをつないだのは、たったひとつの骨をめぐる探求心。
二人の話を知ると、「骨の話なのに、なんだか心が動くな」って感じる人もいるかもしれません。
番組を見たあと、この物語を自分の中でもう一度かみしめてみてくださいね。
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