NHK「おとな時間研究所」で紹介された、木造リノベーションが施された谷中生花店。「どこなんだろう？」と気になった方へ向けて、その魅力や場所をわかりやすくご案内します。（放送前情報につき一部推測含む）
番組で静かに映し出された木造の谷中生花店、でも具体的な名前や場所は紹介されませんでした。SNSでは「この花屋どこ？」とざわつき、調べてみると、そこは150年以上続く花重本店。登録有形文化財の建物を活かしたリノベーションが施され、カフェも併設されています。この記事では、そんな“気になるスポット”の魅力をじっくり見ていきます。
花重本店とは？谷中の歴史ある木造リノベ生花店
正式名称と基本情報
紹介されていたのは花重本店（はなじゅうほんてん）、カフェスペースは花重谷中茶屋という名前で営業中です。場所は東京都台東区谷中7-5-27。JR日暮里駅から徒歩5分ほどで、谷中霊園の入口に建つ立地も印象的。
東京・谷中霊園の入口近くにある創業150年余の生花店「花重」が今夏、改修工事を終えました。同霊園に眠る渋沢栄一や横山大観も生前、立ち寄っていたという老舗です。江戸時代の名残を留める建築に令和風のカフェや庭が併設され、外国人観光客にも人気です。詳細は、https://t.co/0LFUF3j0Nw (竜) pic.twitter.com/INerSAphKZ
— 読売新聞 編集委員室 (@y_seniorwriters) September 24, 2023
創業は1870年（明治3年）。現在は中瀬いくよさんと藤原麻鈴さん親子が店を守っています。まさに歴史と現代が同居する空間です。
リノベーションの背景と特徴
2023年に、地元企業の山陽エージェンシーが運営を引き継ぎました。設計を担当したのは高野洋平さんと森田祥子さんによるMARU。architecture。保存協力はたいとう歴史都市研究会です。
建物の構造は木造が基礎で、一部に鉄骨を採用。床の一部がガラス張りになっていて、なんと地下の生花貯蔵室が見えるという演出も。細部まで「見せる」工夫が詰まっていて、訪れる人を楽しませてくれます。
場所・アクセス方法を徹底解説
行き方とランドマーク
最寄りはJR日暮里駅で、徒歩5分ほど。谷中霊園の向かいに建つ、黒瓦屋根の町家風の建物が目印です。千駄木駅や上野駅からもアクセスできるので、週末の谷根千エリア散策にもぴったり。
カフェ入り口には「花重」の暖簾が掲げられていて、足を踏み入れた瞬間に静かな空気に包まれます。
来店時のちょっとした注意
カフェの営業時間は10:00～17:00。夜は水～金曜にバー営業（15:00～20:00）も。定休日は火曜と第4水曜なので、うっかり足を運んで閉まっていると残念な気持ちに。
お出かけ前には、**Instagram（@hanaju_yanaka_chaya）**をチェックしてから行くと安心ですよ。
外観・内観の特徴とリノベのこだわり
建物の見どころと細部設計
2階建て＋一部地下の構造。黒瓦屋根や古い木柱が醸す“時の重なり”と、ガラスや照明などの洗練されたモダンな要素がバランスよく融合しています。
インテリアは藤森泰司アトリエ、照明は加藤久樹デザイン事務所が手がけていて、奥には緑豊かなガーデンテラスも。
カフェの雰囲気と体験
白を基調にした店内に、草花がそっと飾られていて、ふと立ち止まりたくなる空気感。テーブル席、カウンター、2階の静かなスペース…その日の気分で選びたくなる多様性があります。
人気のメニューは、花重ホットドッグや、季節ごとのドリンク。週ごとにメニューが変わるのも、リピーターにはうれしいポイントです。
谷中でひとりランチ。
ホットドッグとホットレモネード花重谷中茶屋 pic.twitter.com/9fZ06FnGVs
— つぶやきおハミ (@syoupchan) April 24, 2025
「ここ、ちょっと誰かに教えたくなるね」と思える理由を3つ挙げるなら：
- ガラス床の下に生花室があるという“驚きの仕掛け”
- 店内から中庭が眺められる心地よさ
- 夜のバー営業で味わえる、しっとり落ち着いた時間
建築・デザインの裏側と地域への想い
建築的な価値と話題性
構造的には60mm角の鉄骨フレームや吹き抜け構造を取り入れながら、建物そのものが“物語”を宿しているのが魅力です。
老舗生花店「花重」がリニューアル、60mm角の鉄骨フレームと浮くテラス
東京都台東区にある谷中霊園のすぐそばで、創業約150年の歴史を持つ生花店の改修プロジェクト、「花重（はなじゅう）リノベーション」が竣工した。
日経クロステックhttps://t.co/CUjxzoHGYq pic.twitter.com/TSozFAWz9I
— beep_R_A.K. (@beep_roadrunner) July 31, 2023
メディアではCasa BRUTUSなどが取り上げ、「建築好きも唸る場所」として注目を集めています。SNSでも、建築科の学生さんたちが現地を訪れた投稿がちらほら。
地域との関係と文化的役割
花屋であると同時に、谷中のまちと人をつなぐ場にもなっているこの建物。イベントや展示が開かれることもあり、地元の人々が誇りを持てる場所として息づいています。
外から見れば“趣のある町家”。でもその中には、未来を見据えた建築と文化の交差点があるんです。
まとめ
NHK「おとな時間研究所」で話題になった谷中生花店、その正体は歴史とリノベが交差する花重本店でした。美しいだけでなく、考えさせられる設計の力がある空間です。
実際、SNSでも「行きたくなる」投稿が続出中。もし次のお出かけ先を探しているなら…こんな選択肢、ちょっと面白いと思いませんか？
- カフェ巡りが好きな友人を誘って、静かな午後を過ごす とか
- 建築好き同士でディテールを語り合う なんてのも
- 家族と一緒に“近場の再発見”をしてみる これもよきですね
谷中の中に、もうひとつの“とっておき”を見つけられるかもです。
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