「ブラタモリ」大山詣りの回で映った江戸時代から続く宿坊。タモリさんが思わず見入っていたあの宿、名前が出なかったことで「どこだったの？」と気になる人、多いのではないでしょうか。
今回の「ブラタモリ」では、大山詣りをテーマに江戸時代の参詣旅が紹介されました。中でも目を引いたのが、タモリさんが訪れていた歴史ある大山宿坊のシーン。名前がはっきり紹介されなかったことで、放送後に検索したくなる視聴者もきっと多かったのでは無いでしょうか。
この記事では、番組を見て「気になった！」を感じた方のために、候補とされる東學坊や宿坊 いわ江の魅力を紹介しつつ、今なお残る宿坊文化の奥深さに触れていきます。
大山宿坊ってどんなところ？
江戸時代の信仰旅に欠かせなかった場所
大山宿坊は、神奈川県伊勢原市の大山阿夫利神社へのお参りに来る人々が泊まった場所。江戸時代には「大山講」と呼ばれるグループ参詣が流行り、宿坊はその宿泊や祈願の場として機能していました。
今でいう旅館とは少し違って、写経や座禅、精進料理など、信仰にまつわる体験もできるのが特徴。こうした宿坊が今もいくつか残っているというのは、ちょっと感動的ですよね。
江戸の旅人気分が味わえる現代の宿坊
今回の放送では、渋谷から出発して大山まで向かう道のりを、2階建てバスでたどるという粋な演出も。途中の道玄坂や二子玉川の渡し船など、江戸の雰囲気を感じさせる場所が随所に登場していました。
その流れの中で訪れた宿坊には、石畳の参道や木造建築など、昔ながらの風景が今も息づいています。「ここに泊まってみたい」と思った方、きっと少なくなかったのでは？
あの宿、名前出なかったけど…どこだったの？
番組に登場した宿坊の候補たち
番組では宿坊の名前がしっかり出たわけではないものの、場所や建物の雰囲気から推測される候補がいくつかあります。
ひとつは創業400年という老舗の東學坊（とうがくぼう）。参道沿いにあり、大山豆腐料理や写経体験、さらには露天風呂まで楽しめる宿です。
さて(´ω` フ本日こちら『#東學坊』の日帰り温泉(¥1,000)。泉質：カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉♨️今日は内湯をゆっくり貸切状態で堪能。露天風呂は男女交代制、夜は宿坊利用客の貸切となることがあるのでまたの機会に。(※撮影許可いただいてます)#丹沢大山 #伊勢原温泉 pic.twitter.com/9WMiYv59jj
— 大山こんこん(´ω` フ (@konkon_oyama) August 21, 2024
そしてもうひとつが、宿坊 いわ江。こちらは旧参道に面した立地で、玉垣に囲まれた文化的な景観が印象的な、小さな宿坊です。どちらも雰囲気が抜群で、どっちだったのか気になりますよね。
本日のお宿に投宿。大山の麓にある宿坊いわ江さんでありまして、2階に上がったすぐの空間が神殿所となっていて趣が。また、部屋も広々で窓からの景色も空気も贅沢なことこの上なし！ pic.twitter.com/S8gkPzFLxt
— Suzuken (@szkn0331) March 11, 2023
古くから山の神を信仰する人々は、講（こう）と呼ばれる集まりを築いたという。こま参道に沿って数多く残る宿坊の軒先には、かつて大山詣に訪れた人々の名が記された「玉垣」が至る所で見られる。大山での山岳信仰が盛んだった証でもある。 pic.twitter.com/akoefr66Lv
— 銀路画報 ginro pictorial (@naberyu_) December 5, 2017
名前が曖昧だったことで、検索行動が加速？
「名前が出なかったの、ちょっとモヤモヤしたな…」そんな感想を抱いた方、多いのでは？こういうとき、人ってついスマホを手にとって調べてしまうものです。
特に今回のように、「外観は映ったのにテロップがなかった」「ナレーションがサラッとしか触れなかった」となると、「あの宿、なんて名前？」と気になって当然。こうした“ちょっとした引っかかり”が、検索行動につながるんですよね。
ブラタモリ流の“粋な旅”が映したもの
タモリさんも思わず見入った宿坊の魅力
「ブラタモリ」では、タモリさんが建物を見上げて「これはすごい」と感嘆する場面も。江戸時代からの造りをそのまま残したような空間は、やはり特別感がありますよね。
しかも、ただの宿ではなく、神棚や分霊社が設けられていて、泊まること自体が“参拝”の一部になっているような場所。こういう背景があるからこそ、今でも宿坊文化に惹かれる人がいるんだと思います。
江戸の旅と、宿坊という“拠点”の関係
江戸の人たちは、ただ神社に行くのではなく、グループでわいわい出かけて、道中や宿での交流も含めて楽しんでいたんですよね。その中心にあったのが宿坊。
泊まって祈って、みんなで語らって、豆腐を食べて。今で言えば“信仰×旅行×食体験”の全部がセットになったような旅です。そう思うと、宿坊って現代人にとっても意外と刺さる場所なのかもしれません。
まとめ
「ブラタモリ」の大山詣り回では、昔ながらの宿坊文化が紹介され、タモリさんの興味津々な様子が印象的でした。ただ、その宿の名前が画面でしっかり出てこなかったことで、気になった方も多かったかもしれません。
候補として挙げられる東學坊や宿坊 いわ江は、それぞれ個性的な魅力を持った場所。
どちらだったかを確かめるもよし、「次の旅先にしてみようかな」と思うもよし。そんなふうに、“視聴後の検索”まで楽しくなる、奥深い回でした。
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