謎の地下神殿函館どこにある?バットレスダムも登場ブラタモリ

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「函館に“地下神殿”があるって聞いたけど、どこなの?」――そんな素朴な疑問が浮かぶ今回の『ブラタモリ』函館編。実は、あの幻想的な構造物の正体は、**北海道函館市赤川町にある「笹流ダム」**なんです。

出典:https://www.nhk.jp/p/buratamori/ts/D8K46WY9MZ/

明治以降に何度も大火に見舞われた函館の都市基盤を支えてきたこのダム。コンクリートの柱がずらりと並ぶ光景が“神殿のよう”と評され、「謎の地下神殿」と呼ばれることも。番組では、その独特な造形と背景に迫るようです。

このダム、ただ古いだけじゃありません。実は、**日本最古の「バットレスダム」**という貴重な形式で作られていて、建築好きや歴史マニアからも密かな注目を集めています。では、実際にどこにあって、どう見学できるのか?気になるポイントを順番に見ていきましょう。


謎の地下神殿ってどこ?

「謎の地下神殿」と呼ばれるその場所は、函館市赤川町313の笹流ダム。市街地からは車で約20〜30分ほど、公共交通では「赤川小学校前」バス停から徒歩10分ほどの距離にあります。

ダム自体は1923年(大正12年)完成。コンクリートの格子状構造が美しく、まるで古代の神殿のように見えるため、観光客や撮影ファンにも人気です。春には桜、秋には紅葉も楽しめるので、ちょっとしたピクニック感覚でも訪れやすいですね。

なお、冬季(11月24日〜4月第3土曜の前日)は閉園なので、訪れるなら**開園期間内(4月第3土曜〜11月23日)**を狙うのがベストです。


バットレスダムって何がすごいの?

バットレスダムとは、遮水壁をバットレス(扶壁)と呼ばれる柱状の構造で支えるタイプのダムです。見た目はゴツゴツした格子状の骨組みが並び、コンクリートの使用量を抑えつつも高い強度を保てるのが特徴。

日本に現存するこのタイプのダムは、なんと6基だけ。そのなかでも最古かつ初のバットレスダムが、この笹流ダムなのです。

つまり、ただの古いダムではなく、日本の水道インフラや土木技術史においても貴重な存在。ちなみにこの構造、ヨーロッパのゴシック建築にも見られる仕組みで、どこか“大聖堂”を彷彿とさせる造形なんです。


実際に見に行ける?雰囲気はどんな感じ?

「見学できるの?」という疑問、気になりますよね。笹流ダムは、基本的に外観の自由見学が可能。堤体の上を歩くこともでき、ダム湖や扶壁の間から見える水面がまさに絶景。

内部は非公開ですが、堤体の足元や横から見ることで、あの“地下神殿”のような立体構造がしっかり堪能できます。現地の静けさと相まって、思わず時間を忘れて見入ってしまうほど。

ちなみに、駐車場も無料で約150台分あるので、マイカーでも安心。公共交通利用でも行ける立地なのが嬉しいところです。


ちょっとした豆知識として…

・笹流ダムは**「土木学会選奨土木遺産」**にも認定されていて、国内外の専門家からも評価されている存在。

・また、映画『名探偵コナン』のロケ地としても一部ファンに知られていて、聖地巡礼的な訪問も増加中。

・さらに、地域では春の桜や秋の紅葉が有名で、季節を問わず散策に訪れる市民の姿も。

こうした背景からも、“ただの古いダム”ではないことが伝わるはずです。


どう活用できる?

せっかくなら、以下のように日常にも取り入れてみては?

  • 建築好きな方は、構造美を写真に残すフォトスポット巡りとして活用。
  • 散策好きな人なら、春や秋のウォーキングルートに追加してみるのも。
  • お子さん連れなら、「ここがダムだよ」とちょっとした学びスポットにするのも楽しそう。

おまけ:函館ってそもそもどんな町?

「函館って歴史があるのは知ってるけど…」という方へ。実は、函館は市区町村魅力度ランキング全国1位の常連。赤レンガ倉庫や五稜郭だけでなく、元町教会群や旧函館区公会堂など、異国情緒と日本文化が混在した“ハイカラ”な街並みが最大の魅力なんです。

ブラタモリがこの街を再訪するのも納得。**タモリさんが見た“函館の進化の裏側”**を、今回の笹流ダムがどう語ってくれるのか――見どころ満載ですね。

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