暑い時期、冷たい果物缶詰に手が伸びる…なんてこと、ありませんか?
実はそんな日常の一コマが、思わぬ体調トラブルに繋がってしまうことがあるんです。7月22日放送の『ザ!世界仰天ニュース』で紹介される男性の入院エピソードが、いま注目を集めています。
番組では「果物缶詰の食べすぎで入院した男性」が登場します。
症状のヒントは、なんと「甘酸っぱい口臭」。ちょっと意外ですよね?でも実はこれ、身体の中で起きている異常なサインだった可能性があるんです。果物缶詰といえば、手軽で美味しい上に保存も効くという便利アイテム。だけど、食べ方や体質によっては、糖分やカリウムが身体に負担をかけてしまうケースも。
この記事では、番組を見た方が「なんで入院まで?」と感じる疑問に答えるべく、背景となる健康リスクや缶詰の選び方をわかりやすくまとめていきます。
■果物缶詰の食べすぎが引き起こす体の変化とは?
●「健康そう」に見えて落とし穴も
果物缶詰って、なんとなく体に良さそうなイメージ、ありますよね。
でも実は、缶詰の中のシロップにはかなり多くの糖分が含まれています。
たとえば、エキストラヘビーシロップだと糖度はなんと22%以上。
甘さに油断してゴクゴク飲んでしまうと、血糖値の急上昇を招くこともあります。特に糖尿病や予備群の人にとっては、この急な糖質の取り込みが体調を大きく崩すきっかけになることがあるんです。
●実は「カリウム」も要注意
缶詰の果物には、カリウムというミネラルが含まれていて、これが腎臓に負担をかける場合があります。
特に腎機能が弱っている人や高齢者は要注意。
シロップにカリウムが溶け出しているので、飲み干してしまうとカリウムの摂取量が跳ね上がるんですね。これが「高カリウム血症」という状態を引き起こし、不整脈や急激な血圧変動などに繋がるケースもあります。
■“甘酸っぱい口臭”はどんな病気のサイン?
●呼気に潜むサインを見逃さない
「甘酸っぱい匂い」って、ただの口臭と思われがちですが、医学的には「ケトン臭」と呼ばれることがあります。
これはケトアシドーシスという、代謝がうまくいかず体内が酸性に傾いた状態で現れることがあるんです。糖尿病患者や、極端な糖質過多の人に見られやすく、放っておくと意識障害やショック状態を引き起こすことも。
●このサイン、実は重症化の前兆かも
「少し調子が悪いかな」くらいで済ませがちですが、体の匂いって案外侮れません。
特に、食生活が偏っている方や缶詰などの加工食品を多く摂る人は、無意識のうちに体に負担をかけていることも。
今回のケースのように、匂いから“異常”に気づけるかどうかが分かれ道になることもあるんです。
■日常の中にある「ちょっとした習慣」がカギ
●腎臓に自信がある人も油断は禁物
健康な人なら多少多めに食べても体が調整してくれますが、それでも毎日缶詰ばかりを食べるような生活だと話は別。
自覚のないまま腎臓に負担をかけ続けている人も多いと言われています。
**日本人の約10人に1人は慢性腎臓病(CKD)**とも。
つまり、知らずに缶詰習慣が“トリガー”になる可能性だってあるんです。
●どんな缶詰をどう食べるかがポイント
シロップは飲まずに、果実だけを食べる。
それだけでも負担はかなり軽減されます。
無糖タイプの缶詰や、BPAフリーの缶を選ぶのもいい選択肢です。
最近では、モデルのローラさんがオーガニック食品を選ぶようにしていることをSNSで発信していて、こうした“食品リテラシー”が見直されていますね。
缶の内側に塗られているホルモン撹乱物質ビスフェノールAを避ける方法
①トマト缶を避ける(トマトの酸がBPAを溶かす)
②哺乳瓶をBPAフリーかガラス製に変える(一部の食器や哺乳瓶に含まれている)
③冬場の温かい缶飲料を避ける pic.twitter.com/abXU5E2GD9— cheesaka (@cheesaka) December 12, 2014
■じゃあどう付き合えばいいの?
●ちょっとした工夫で変わる日常
例えば…
- 朝ごはんに缶詰の果物をヨーグルトと一緒に食べる
- シロップは捨てて、代わりに炭酸水で割って爽やかドリンクに
- 小分けにして1日1/2缶を目安にする
こんなふうに“ちょっと変えてみる”だけで、缶詰のある暮らしはぐっと健康的になりますよ。
●知らないと損する缶詰の選び方
“どれも似たようなもの”と思いがちですが、
- 国産表示
- 添加物少なめ
- 果汁漬けや水煮タイプ
これらを意識するだけでも、体への負担は減らせます。
缶詰って便利だからこそ、「どれを選ぶか」「どう食べるか」が大切なんですね。
■まとめ
『仰天ニュース』で紹介される果物缶詰の食べすぎによる入院例は、意外なようで実は身近な話題。
甘酸っぱい口臭という“ちょっとしたサイン”に気づけるかどうかで、体の変化に早く対処できるかが分かれます。
健康的な食品でも、「量」や「頻度」次第では思わぬ落とし穴になる。
この記事では、その可能性をしっかり紐解きました。
缶詰との付き合い方を見直すきっかけとして、ぜひ参考にしてみてください。
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