番組を見終わって「あの“月の女神”って何だったの?」とモヤモヤしていませんか?ふんわりとした名前だけ残って、肝心の昆虫の正体がわからなかった…そんなあなたに向けて、すっきり整理していきます。
「月の女神」って何?なぜ話題になっているのか
2025年7月27日放送予定の『所さんの目がテン!』では、群馬県嬬恋村で昆虫観察をする中で、「月の女神」と呼ばれる美しい昆虫が登場します。でも、予告や番組紹介ではその名前だけが印象的に紹介され、正式名称や詳細な説明はスルーされる可能性がありそうです。
名前だけ聞いて、「あれって結局どんな昆虫だったの?」と疑問を感じた方も多いのではないでしょうか。今回はその“月の女神”の正体について、少し丁寧に見ていきます。
月の女神 昆虫とは
美しすぎる蛾?その正体は「オオミズアオ」かも
「月の女神 昆虫とは」と検索したくなるきっかけ、それはやっぱり見た目のインパクトにありますよね。番組内で登場したその昆虫の正体とみられているのは、**オオミズアオ(大水青)**という蛾です。
このオオミズアオは、淡い青緑色の翅(はね)をもち、後翅が長く伸びたような形状をしています。その幻想的な姿から、英語では「Luna moth(ルナモス)」と呼ばれています。「ルナ」はローマ神話の月の女神の名前。そのまま“月の女神”という呼び名につながっているんですね。名前を聞き逃したとしても、見た目の印象だけで検索したくなる昆虫。それがオオミズアオなのです。
近所の緑道で大きくて美しい蛾に出会った。何かの作品みたい。オオミズアオというらしい。 pic.twitter.com/Ug201rrQzw
— Tai🦈 (@cloverstrix) July 19, 2025
似たような仲間「オナガミズアオ」も候補に
番組で紹介されたのがもしもう少し珍しい種類だったとすれば、「オナガミズアオ」の可能性もあります。オオミズアオと非常によく似たこの蛾は、名前の通り、より長い尾状突起(翅の先が伸びた部分)を持っていて、ひと目では見分けがつかないほど。
昨晩は2種類が同時に複数飛来したので、「くらべてわかる」をやってみた。並べると大きさの違いは顕著。あと写真だと分かりづらいけど、触角の色と白色部の広がり方でだいたい区別できた。オオミズアオは触角がオレンジっぽくて白が広がらない。オナガミズアオは触角が緑っぽくて白が横に広がる。 pic.twitter.com/rbkxjjtTj7
— お蛾っつ (@kogeramushiaka) May 20, 2025
実際、番組では両方の種が紹介される可能性もあるので、どちらか一方だけを指していたとは限りません。とはいえ、見た目はどちらも**“月の光の化身”のような透明感と静けさ**を感じさせてくれる存在です。「月の女神」と言われて思い浮かぶ姿にぴったりですよね。名前は違っても、印象に残るのは“羽ばたく美しさ”かもしれません。
名前を知らずに番組見終えた人へ
正式名称が出なかった?その理由も気になります
番組を見ていて、「月の女神」という言葉だけが印象に残り、名前は紹介されなかった…そんな経験、ありますよね。実はこうした自然番組では、“見た目の印象や呼び名”を優先して、正式な名称をあえて強調しないこともあるようです。
たとえば「オオミズアオ」と言っても、すぐに覚えにくいですし、「蛾」と聞いてしまうと苦手意識を持つ人もいるかもしれません。そこで、「月の女神」というイメージ先行の愛称が選ばれたのかもしれませんね。それがかえって視聴者の記憶に残り、「なんだったっけ?」と検索に走る…この構図、実は最近とても多いです。
混同しやすい「ミヤマクワガタ」との違い
もうひとつ気をつけたいのが、「ミヤマクワガタ」などの人気昆虫との混同です。番組では片桐仁さんやバグボーイズがさまざまな昆虫を紹介するので、「月の女神」という言葉が出たときに、「あれってクワガタのこと?」と思ってしまった方もいたかもしれません。
でも実際には、ミヤマクワガタは甲虫の仲間で、羽の形も質感もまったく異なります。月の女神と呼ばれる昆虫は蛾。ふわりと飛び、色味は淡く、静かに木に止まる様子が印象的なんです。この違いを知っておくだけで、次に同じ昆虫を見たとき、ぐっと記憶に残るかもしれませんよ。
どうして今、月の女神が人気なの?
トレンドになっている理由を3つあげるとすれば…
最近SNSなどでも「月の女神」という表現が注目される背景には、いくつか理由があるように思います。
- 見た目が美しいから写真映えする:半透明の翅と淡い色が自然光に映える
- 名前にロマンがある:「月」や「女神」といった言葉に惹かれる人が多い
- 昆虫なのに怖くない:いわゆる“虫感”が少なく、癒し系の印象すらある
こんな理由で、虫が得意じゃない人でも「ちょっと調べてみようかな」と感じるのかもしれません。
日常で出会ったときにどうすればいい?
たとえば、夏の夜に自宅の玄関灯のそばにふわっと飛んできた蛾。もし「これが月の女神かも」と思ったら、次のような楽しみ方もあります。
- そっと写真に残してみる(あとで調べると楽しいです)
- 図鑑やアプリで名前を確認して記録してみる
- SNSに「月の女神に会いました」と投稿してみる(ちょっと話題になります)
昆虫との出会いをちょっとした**“大人の自由研究”**として楽しんでみるのも、いいかもしれませんね。
まとめ
「月の女神 昆虫とは」と疑問を抱いた方へ、今回はその名前の裏にある昆虫たちの正体や魅力についてご紹介してきました。
正式名がスルーされた理由、似た昆虫との違い、そして美しさがなぜ人を惹きつけるのか…そんな部分を整理してみると、「ああ、あれだったのか」と腑に落ちる感覚が得られるのではないでしょうか。
番組を見終えたあとにモヤモヤした人が、ほんの少しでもスッキリした気持ちになれたなら嬉しいです。次に「月の女神」に出会ったときには、ぜひ名前も一緒に覚えてみてくださいね。
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