「今年の総火演って結局どうなってるの?」──テレビ番組『沸騰ワード』での特集をきっかけに、そんな疑問が頭に浮かんだ方も多いのではないでしょうか。大迫力の映像を見れば「現地に行ってみたい」と思うのは自然なこと。しかし、実際には一般公開は終了しており、視聴の手段は配信映像へと完全に移行しています。
本記事では、日程・場所・配信方法などを事実ベースで丁寧に整理。加えて、検索しても情報が錯綜しやすい「場所の勘違い」や「古い応募情報」にも触れながら、読者のひっかかりを一つずつ解消していきます。
総火演(富士総合火力演習)は、陸上自衛隊が行う国内最大規模の実弾射撃演習。戦車・火砲・航空機が総動員され、自衛隊の装備と戦術を体感できる数少ない機会として長年人気を集めてきました。
かつては「抽選倍率が数十倍」とも言われ、観覧チケットをめぐる熱狂も名物のひとつ。ところが2023年度以降、一般公開は廃止。その背景には「隊員教育へリソースを集中する」という方針転換があります。
では「もう観られないのか?」といえば、答えはNO。広報チャンネルでのライブ配信やダイジェスト公開に形を変え、全国どこからでも観られるようになりました。ただしネット検索をすると、過去年の「応募案内」や「観覧情報」が未だにヒットし、読者を迷わせます。ここで最新の事実を確認し、自信を持って視聴できる状態に整理することが、今回の記事の狙いです。
総火演とは
いまの総火演は「一般公開なし」。その理由
総火演の観覧といえば、かつては御殿場市周辺の宿が満室になるほどの一大イベントでした。しかし2023年度からは、一般公開は廃止。理由は公式発表の通り、人的資源を教育・訓練に集中するためです。
→つまり「また抽選があるかも」という期待は、現時点では根拠がないことを明言しておきます。
ただし完全に閉ざされたわけではなく、青少年や協力企業、報道機関などへの限定的な公開は続いています。これが「観覧できた」というSNS投稿につながり、誤解のもとになっているのです。
そういや総火演の時期やんすねえ(過去)いくでやんすう、。フンガーフンガー!かーいかーい!愉快痛快爆裂戦車砲!昔の話。 pic.twitter.com/23qfm5Z1X3
— yoh (@yoh_yoha0803) August 24, 2025
配信が新しい“観覧の形”
一般公開がなくなった一方で、広報チャンネル(YouTube公式)による配信が整備されました。2025年も6月8日(日)にライブ配信が行われ、さらにダイジェスト版が後日公開されています。
映像は複数アングルで構成され、砲声の迫力も高音質で収録。現地の臨場感には及ばないものの、**「映像ならではの理解の深まり」**を実感する人も多いのが特徴です。
東富士演習場
場所の勘違いに注意
「富士駐屯地」と「東富士演習場」を混同する人が多いですが、**総火演の会場は東富士演習場(御殿場市・畑岡地区)**です。富士駐屯地や富士学校ではありません。地図アプリで「畑岡地区」を確認すると、広大な射場の位置がわかります。
6月8日、中谷防衛大臣および小林防衛大臣政務官は、陸自東富士演習場での令和7年度富士総合火力演習において、普通科・野戦特科・機甲科といった諸職種協同による火力戦闘等の様相を視察しました。本演習は、自衛隊の各学校の学生教育のため実施される陸上自衛隊最大規模の火力演習です。#総火演 pic.twitter.com/V1vAt6zmwJ
— 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) June 9, 2025
畑岡地区ってどんな場所?
畑岡地区は、戦車や火砲の一斉射撃に適した広大な射場を持つエリアです。観客席にあたる場所は現在閉鎖されていますが、配信映像では上空カメラや斜面の固定カメラからその全景を確認可能。映像に映る「富士山の稜線」と「射線設計」の対比も、見どころの一つといえるでしょう。
総火演日程2025
2025年の実施日と映像公開
2025年の総火演は**6月8日(日)**に実施されました。昼間演習・夜間演習ともに配信され、現在はアーカイブやダイジェストも公開済みです。ライブを見逃しても、公式プレイリストから追体験が可能です。
来年以降の確認方法
来年の予定を把握するには、春先に公式X(旧Twitter)や広報チャンネルを確認するのがベスト。検索上位には古い応募情報が残りやすく、「今年も応募できる」と誤解する人が毎年出ています。ここは必ず年度と日付をセットで確認しましょう。
まとめ
ここまでを整理すると――
- 総火演は2023年度以降、一般公開なし
- 会場は東富士演習場(御殿場市・畑岡地区)
- 2025年は6月8日実施。広報チャンネルでライブ配信&ダイジェスト公開
- 一般観覧募集は存在せず、あるのは限定招待や報道公開のみ
つまり「今年もチケットがある?」と探しても、答えはない。代わりに配信で全国どこからでも迫力映像を楽しめます。私はむしろ「映像ならではの特権」を感じます。高画質・複数アングル・解説付き、これらは現地では得られなかったもの。時代が変わり、楽しみ方も変わったのだと実感します。
そして番組『沸騰ワード』で驚きの声をあげていたカズレーザーさん、堤真一さん、中村倫也さんのように、視聴者が「これはすごい!」と感じた瞬間を、自宅の画面で追体験できる――これこそ新しい観覧様式でしょう。
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