小さくて緑のあの豆、グリンピース。子どもの頃、なんとなく苦手だった…なんて人も多いかもしれませんね。そんなグリンピースが、NHK「チコちゃんに叱られる！」の2025年6月27日放送回で取り上げられます。番組では、その正体や意外な背景にスポットが当たる予定。今回はその内容を、番組放送前にちょっと先取りしてみました。
※本記事は放送前の情報に基づいています。放送後に内容が異なる場合がありますのでご了承ください。
グリンピースって結局なに？実はあの豆だった！
グリンピースって、じつは**エンドウ豆（Pisum sativum）**の若い実なんです。つまり、あの緑の豆は特別な品種じゃなく、サヤエンドウやスナップエンドウと“同じ植物”から生まれている仲間たちなんですね。
| 名前 | 収穫時期 | 食べる部分 | 特徴や使われ方 |
|---|---|---|---|
| サヤエンドウ | さやが若い時 | さやごと | 炒め物や和食にぴったり |
| グリンピース | 実が若いうち | 豆のみ | 豆ご飯やスープ、シューマイに |
| 実えんどう | 完熟した実 | 豆のみ | ホクホクして煮物などに使われる |
思っていたより“ふつうの豆”だった…なんて感じた方もいるかもしれません。
サヤエンドウやスナップエンドウとはどこが違う？
どれも緑で見た目は似てるけど、実はけっこう違いがあるんです。
- 食感：スナップエンドウはぷっくり甘くてシャキッと、サヤエンドウは薄くて柔らかめ。
- 使い道：グリンピースは冷凍や缶詰で出回って、豆ご飯やスープに登場することが多いですね。
- 栄養面：ビタミンB1が多いのがグリンピース。サヤエンドウはビタミンCとKがしっかり入ってます。
「実は全部エンドウ豆なんだよ」と聞くと、ちょっとビックリしませんか？
きょうの収穫。豆苗からのサヤエンドウ。
さらにこれがふっくら成長すると、「グリンピース」に、最後成熟した豆がみつ豆に入っているあの「エンドウ豆」、同じ植物だったんですね。 pic.twitter.com/Ko5TaOyywq— さわ＊りか (@sawa__rika) May 27, 2025
シューマイの上にグリンピースって、なんで？
お弁当の定番、シューマイ。その上にちょこんと乗ってるグリンピース。実はこれ、彩りや見た目のバランスをよくするためなんです。
シューマイ出来た。
グリンピース載ってないのが海老シューマイ。
蒸したてジューシー！ pic.twitter.com/Reok9JWE2I— 丸い花 (@marui_sound) July 6, 2023
昭和の冷凍食品が広まった時代に、使いやすくて手軽なグリンピースが重宝され、乗せるのがスタンダードになったとか。ちなみに、本場中国ではグリンピースを乗せる文化はあまりないそう。だからこそ、日本独特の“ちょっとしたかわいさ”として定着したのかもしれません。
グリンピースが嫌われがちなのはなぜ？
「グリンピースだけよけてたなぁ…」って思い出、ありますよね。実際、嫌いな食べ物ランキングで上位に入ることも。
理由はいろいろあります：
- 加熱によって出る独特の青臭さ
- モソモソ感が残る缶詰グリンピース
- 料理の中でやたらと目立つ存在感
でも、逆に考えれば、調理の仕方次第でグッと美味しくなる可能性も大。最近は「冷凍より生の方が断然おいしい」と見直す声も増えています。
グリンピース許さない。食べ物とは認めない。#みんな嫌いな食べ物晒そうぜ pic.twitter.com/GR26eRxDeO
— ふぇちだもん🐹(ふぇっちゃん🐴) (@not_fetidamooon) June 13, 2025
栄養たっぷり！実は“優等生”な豆だった
見た目や味に好みが分かれるグリンピースですが、実は栄養の宝庫なんです。
- ビタミンB1・C・K、葉酸がたっぷり
- 食物繊維も多めで、おなかにもうれしい
- 低カロリーだからダイエット中でも安心
そういえば、綾瀬はるかさんもインタビューで「豆類は積極的にとるようにしてます」と話していたことがありましたね。美容と健康のために取り入れている方、実は多いんです。
こんな食べ方、ちょっと試してみたくなる
- 炊きたての豆ご飯に、塩茹でしたての生グリンピースをプラス。風味がグッと豊かになります。
- グリンピースのポタージュは春らしくて、意外に子どももよく食べてくれます。
- チャーハンやパスタにぱらっと加えるだけで彩りと栄養がアップ。
ちょっとした使い方で、グリンピースがもっと好きになれるかもしれません。
まとめ
- グリンピースの正体は、エンドウ豆の未熟な実であり、サヤエンドウやスナップエンドウと兄弟のような存在。
- 苦手な理由は青臭さや食感だが、調理法次第でぐっとおいしく変わる。
- 栄養価は高く、ビタミンや食物繊維が豊富な“隠れ健康食材”。
- シューマイや豆ご飯に登場するのは、彩りと文化の名残が背景に。
- 放送をきっかけに、日常にある食材への見方がちょっと変わるかもしれない。
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