家庭で作ったすしをきっかけに、深刻な健康被害が起きたと聞くと、少し他人事ではいられません。『仰天ニュース』で紹介された出来事、思いのほか身近な話かもしれません。
今回の事例では、家庭で作った手作りすしが原因で、筋力の低下や呼吸障害を引き起こすケースが紹介されました。見落とされていたのは保存方法のごく小さなミス。特に冷蔵保存せず常温に置かれたことが、自然界でも有数の強力な毒素を出すボツリヌス菌の増殖につながった可能性があるとのこと。この話題は、いつもの食卓に潜む思わぬ危険を考える機会となりました。
手作りすし
家庭ですしを作るとき、つい見落としがちなこと
最近は「おうちごはん」や「節約」の流れもあり、手作りすしを楽しむ人が増えています。でもその一方で、食品衛生に関する不注意が問題を招くことも。特に生魚や酢飯は傷みやすいため、冷蔵庫の温度を0〜5℃に保つのが基本。食材は新鮮なものを選び、1つずつラップして密閉容器に入れて保存すれば、安全性もぐっと高まります。
【いずし】
いずし(飯寿司)は北海道全域で親しまれている発酵料理。
その歴史は古く、まだ冷蔵庫がなかった時代に保存食として作られ、漁に出られなくなる冬季のたんぱく源として重宝されていたそう。
結構独特な味がするので苦手な若者も多い。あなたはいずし食べられる?#北海道グルメ pic.twitter.com/cldYGrbIEn
— 北海道グルメ・観光NorthSmile(ノーススマイル)/エリちゃん🧸ིྀ (@Northsmile2019) July 11, 2025
「手作りだから安心」は本当?
「手作りなら安心」と思いがちですが、思いがけない落とし穴も。たとえば加熱が不十分だったり、冷ましたあとすぐに冷蔵しなかったり。酸素が少ない環境で菌が活性化することもあるんです。こうしたミスは、ちょっとした日常の油断から生まれるもの。見た目はきれいでも、保存状態ひとつで結果が変わってくるのが怖いところです。
ボツリヌス菌:保存方法ひとつで毒素が潜む?ってどうゆうこと?
冷蔵と常温、その差が何を生むのか
ボツリヌス菌は空気を嫌い、10℃を超える環境で活発になります。つまり、手作りすしを常温で密閉容器に入れて放置すると、内部で静かに菌が増えることがあるということ。
母に「フィンガービスケット」みたいと言われながらボツリヌス菌の画像見せられたのでもう私はしばらくボツr···いやフィンガービスケットを食べられなくなりましたありがとうございます pic.twitter.com/rAvJe9Z0Q2
— シンガポール共和国第3代首相リー・シェンロン(偽物·fake)🇸🇬 (@Singapore_Lee) May 5, 2021
冷蔵庫内でもドアポケットなどは温度が上がりがちなので、中央の棚に置くのがより安全。ちなみに、綾瀬はるかさんが自炊を始めたという話題にも触れられていて、安全面の見直しが注目されています。
「うっかり」が呼ぶ事態って?
「ちょっとだけ常温に置こうかな」…この判断が大きな差になることも。密閉容器のまま忘れてしまったり、冷蔵とチルドの違いを誤解していたりするケースも番組で紹介されていました。
思い当たる節がある方も多いのでは? 保存で大事なのは、温度・密閉・時間の3点。これを意識するだけでも、ぐっとリスクは下がります。
ザ!世界仰天ニュースで紹介された事象は!
番組で紹介された症状の流れ
『仰天ニュース』では、筋力の低下や呼吸障害を起こした女性のケースが紹介されました。発症の原因とされるのは神経毒素による影響。症状が現れるまで時間がかかることも多く、すぐには原因に気づきにくいというのも厄介な点です。
もう一つの例から見えてきたこと
さらに、チルド食品を常温で保管していた兄弟の事例も取り上げられました。見た目や匂いでは異常が分からず、気づいた時には症状が出ていたという話。最近ではコンビニでも保存表示が分かりやすくなってきましたが、表示を見落とさない習慣が、まずは大切なのかもしれません。
ちょっと気になる3つの人気の理由
- 家族との時間を大切にしたいという思いから、おうちで手作りすしを楽しむ人が増えています。
- 市販品よりも自由に具材を選べるカスタマイズ性が人気です。
- 見た目も華やかで、SNSでシェアしたくなる魅力があります。
普段の暮らしに活かせるちょっとした工夫
- 保存の基本は、1つずつラップして密閉容器に入れること。
- 冷蔵庫の中でも、できれば**中央棚(0〜5℃)**に置くのがベストです。
- 食べきれなかった場合も再加熱より24時間以内に食べ切ることを意識してみてください。
【まとめ】
家庭で作ったすしが原因で体調を崩す。そんな話は特別ではなく、すぐそばにあることだと感じました。保存方法やタイミングを少し意識するだけで、予防できることも多いはず。
特に手作りすしは、楽しみの裏に気づきにくいリスクがあるからこそ、ちょっとした配慮が大切になります。「これくらいなら大丈夫」が命取りにならないよう、毎日の食卓でもう一度、保存の基本を見直してみませんか?
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