太宰治老舗茶屋井伏鱒二が導いた名店とは【一番うまい店】

※この記事は2025年4月3日放送予定のテレビ東京『一番うまい店』の番組予告をもとに構成しています。内容の一部に予測が含まれますが、今回は「太宰治が惚れた老舗茶屋」が山梨県の「天下茶屋」であることが判明しています。

太宰治老舗茶屋＝天下茶屋、井伏鱒二との深いつながりとは？

「太宰治が惚れた老舗茶屋」として紹介されるのは、山梨県富士河口湖町の天下茶屋（てんかぢゃや）。1934年創業の木造建築とヨシ葺き屋根が残る茶屋で、富士山と河口湖を一望できる絶景スポットにあります。

アクセスは富士急バス「天下茶屋」バス停から徒歩1分と、秘境でありながら観光でも訪れやすい立地。御坂峠の旧道にあるこの場所は、新御坂トンネルができた後、静けさと風情を保つ“隠れ家的存在”となりました。

この天下茶屋は、ただの茶屋ではありません。井伏鱒二をはじめとする昭和の文豪たちが集う“サロン”的存在であり、太宰治もここで多くの時間を過ごしました。実際に、2階には**「太宰治文学記念室」**が設けられ、執筆に使った文机や直筆色紙などが無料で公開されています。

この場所で太宰治が綴ったのが、名随筆『富嶽百景』。彼が見た富士山と天下茶屋の魅力がそのまま文学として残されているのです。

天下茶屋で提供されるのは、山梨の郷土料理「ほうとう」。小麦粉で作った平打ち麺を、味噌仕立ての汁に季節の野菜と一緒に煮込んだ料理で、身体にじんわり染みるやさしい味が魅力です。

寒いからちょうどいいよね😆😆
天下茶屋本店　キノコほうとう😁 pic.twitter.com/k6g3cZQfYK

— 🏍️Tomo白忍千SX😆四国忍千会🏍️ (@TomoNinja1000SX) May 6, 2024

この料理を、太宰治も富士山の絶景とともに味わったと言われています。冷えた体を温めてくれるこの一杯が、彼の執筆意欲にも火をつけたのかもしれませんね。

ちなみに現在は、天下茶屋の姉妹店「峠の茶屋」分店でも、同じメニューが提供されています。こちらは大型駐車場を完備していて、アクセスもしやすく観光客にも人気のスポットとなっています。

カミさんと天下茶屋の分店に来てみました。
分店は初めてです。 pic.twitter.com/3G7RHOANZc

— すさきち (@susabase) January 15, 2023

所在地: 〒401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口2494（地図上では2494-14表記もあります）中央自動車道「河口湖IC」から国道137号線経由で約15分程度です。
営業時間: 11:00～20:00、本店は10：00～17：00ですのでご注意下さいね！
駐車場: 大型バス15台・乗用車50台（無料）
特徴:本店（御坂峠の天下茶屋）より広い駐車場と座席数を確保されてま～す。
- 富士山と河口湖の土産品を併売していますよ。