「日本人初の女優」ってどれくらい稼いでたの?
そんな素朴な疑問から始まる今回のテーマ。NHKの番組『偉人の年収 How much?』で取り上げられる川上貞奴は、明治の時代に“女優”という肩書きで生計を立てた先駆者です。しかも、ただの成功ではなく「桁違いに稼いだ」とも言われるほど。今回は、その背景や収入の構造に迫ってみます。
明治~大正時代を生きた川上貞奴は、もともと芸者出身。
そこから舞台女優、海外巡業、実業家としての活躍…と、まさに破格の人生を歩みました。でも、当時の女性が稼げる金額なんて、今と比べて本当に微々たるものだったはず。なのに、なぜ川上貞奴は“桁違い”と呼ばれるほど稼げたのでしょうか?
「女優」「収入」「時代背景」を切り口に、視聴者として気になる点をひとつずつ読み解いてみましょう。
川上貞奴年収なぜ桁違い?
◉ 人気芸者からスタートしたキャリア
川上貞奴のキャリアは、10代で売れっ子芸者となったことから始まります。
当時の芸者のトップクラスは、いわば“社交界の華”。
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政治家や実業家からの引きも強く、彼女自身も伊藤博文などの後援を得ていたと伝わります。芸者としての収入はすでに常人離れしていたようです。
「川上貞奴」
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◉ 舞台女優としての世界進出
その後、結婚した川上音二郎とともに演劇の世界へ。「女優」として舞台に立ち、しかも海外へ進出。欧米公演では日本の芸者姿が“異国のエキゾチックな魅力”として人気を博し、サンフランシスコやパリなどで喝采を浴びたそうです。
この時代、女性が海外で稼ぐなんて想像もできない中で、まさに異次元の報酬を得ていたと推測されています。
How much?で描かれる決断の背景
◉ 女優という職業そのものが前例のない挑戦だった
当時の演劇は、女役も男が演じる“女形”の時代。そんな中で、女性自身が舞台に立つことを選んだ川上貞奴の決断は、かなり思い切ったものだったと言えます。「恥ずかしい」「見世物」といった批判も当時はあったはずなんですがね。でもその一歩が、“収入の構造”を変えたのです。
朝はパン🍞
(きょうは 川上貞奴 忌日1871-1946
日本の近代女優第一号。壮士芝居の川上音二郎と結婚し芸者から女優業に転身。30代は川上一座の欧米巡業、エキゾチックな貞奴の美貌と写実的な演技が評判を呼び空前の人気を得た。1908年、後進の女優育成のため、音二郎とともに帝国女優養成所を創立 pic.twitter.com/7hrTvIuDFO— 🐳航跡kou-seki⚓️(大概 梶原航) (@wataru_kaji) December 7, 2024
◉ 決断が生んだのは“ブランド力”
一度目立ち始めると、「川上貞奴が出るから観に行く」という現象が起こります。つまり、彼女の名前自体がブランドになっていくんですね。それによりギャラも跳ね上がり、劇団興行の売上も向上。現代の“主演女優ギャラ”の先駆けといっていいでしょう。
≪川上貞奴≫ 1900年頃 写真絵はがき
本作は、1900年パリ万国博覧会にてロイ・フラー座で上演された、川上音二郎一座による演劇『芸者と武士』の場面を収めた写真絵はがきです。
作品内では、貞奴が「娘道成寺」の清姫をモチーフにした役を演じ、華やかな衣裳をまとい踊る姿が写し出されています。… pic.twitter.com/iU8BzTXspi— リボリアンティークス | Rivoli Antiques (@RivoliAntiques) July 18, 2025
偉人の年収 How much?
◉ 番組の構成から見える“お金”の奥深さ
この番組のユニークな点は、“いくら稼いだのか”をテーマにして、人生の選択や価値観を読み解こうとしていること。つまり、お金は単なる数字じゃなくて、「その人が何を選び、どう生きたか」の反映なんです。
◉ 川上貞奴の年収は明言されるのか?
ここが一番の注目ポイント。ただ、今のところ正確な年収はどの文献にも出ていません。
番組内で「当時の物価換算で○円」などの参考例が紹介される可能性はありますが、実際のところは**“数字ではなく構造で見せる”**という演出が期待されます。
まとめ
明治の時代に、女性が舞台に立って収入を得るなんて、それだけでも画期的。
しかも世界を股にかけ、事業家としても成功した川上貞奴の生き方は、「好きなことを貫いて、自分の価値を作った」象徴的な例と言えそうです。
今回のテーマで得られる気づきは、
- 一歩踏み出す勇気が、新しい価値を生むこと
- 名前そのものが“収入を生むブランド”になること
- 過去の偉人たちの“お金の使い方・稼ぎ方”から現代にも通じるヒントが得られること
まさに“今の私たちにも活きる知恵”が詰まっています。
放送後は検索数が一気に伸びることも考えられるので、番組を見たあともう一度この記事を読みにきてみてくださいね。
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