「あのナポリタン、いつも人気なのに、どうして“主役”じゃないの?」そんな小さなひっかかり、感じたことありませんか?今回は、そんなナポリタンの“ちょっと不思議なポジション”を一緒に見ていきましょう。
喫茶店や洋食屋で親しまれているナポリタン。昭和から令和までずっとあるのに、なぜかいつも“主役”の座にいない…。
セットの端っこや、添え物として出てくることが多いのが不思議です。2025年5月28日放送の「何を隠そう…ソレが!」でも注目されましたが、じっくり語られることは少なかった様子。
この記事では、「なんでそうなったのか?」をゆっくりたどって、今のナポリタン再評価の流れまでお届けします。
ナポリタンが雑に扱われる理由
発祥と歴史的背景から見る立ち位置
ナポリタンは実は日本生まれ。横浜のホテルニューグランドで、入江茂忠さんが進駐軍のケチャップスパゲティをヒントに生み出しました。名前は“ナポリ”でも、イタリアとは関係ありません。
最初から“ごちそう”というより、“家庭っぽいおいしさ”で愛されてきたんですね。そのカジュアルさが、主役から一歩引いた扱いにもつながっているのかも。
なぜ主役になれない?昔の常識が今も残る
昭和の純喫茶や洋食屋では、ナポリタンは作り置きもできる便利なメニュー。だから「サイドメニュー」として重宝されていたんです。
昭和2年(1927年)創業、ホテルニューグランド発祥のスパゲッティナポリタン。
戦後に米軍兵士が食べていたケチャップスパゲッティの存在を知った2代目総料理長の入江茂忠氏が、日本人好みの味わいにアレンジして生まれた料理のようです。
こちらはケチャップではなく、生のトマトなどが使われています。 pic.twitter.com/HNvp6NYNAQ— 勝田健太郎 (@kentaro_katsuta) April 20, 2021
“手早く出せる”“どこか懐かしい”そんなよさがある一方で、「特別感」は薄れがち。こうした昔ながらの立ち位置が、いまもメニュー構成に残っているのかもしれませんね。
主役級人気なのに冷遇?
SNSでの愛されぶりと実際のギャップ
InstagramやXでは「#ナポリタン部」や「#純喫茶ランチ」がにぎわい、ナポリタンの投稿も目立ちます。レトロで映えるし、見た目も味も“間違いない”ですもんね。
だけどお店での扱いは控えめ…。こんな“人気と扱いのズレ”に、ひそかに気づいて検索した人、多いのではないでしょうか?
本格志向の波とケチャップへの誤解
バブル期以降、本格イタリアンの人気が高まる中、「ケチャップ=子どもっぽい」というイメージが広まりました。これがナポリタンの“格下扱い”を後押ししたとも言われていますよね。
でも、あのケチャップの甘酸っぱさ、クセになる奥深さって、ちゃんとした“完成された味”なんですよね。なんだか損してる気がしませんか?私はこよなくそう感じますね!
今、見直されるナポリタンの価値
レトロブームが変えた空気
最近は昭和レトロや喫茶文化が再評価され、ナポリタンも“いい味出してる”存在として再注目されています。藤井隆さんや伊集院光さんが喫茶特集で語ることも多く、静かに人気が復活中なんですよね(笑い)。
「昔ながら」が“今っぽい”に変わる時代。ナポリタンの出番、じわじわ戻ってきてます。
家でも“主役級”にする方法、あります
- お弁当に詰めて、堂々と「ナポリタン主役弁」にしてみる 焼きそばと張り合うか?
- 専用のお皿を用意して、カフェ風に盛りつけてみる これ結構お勧め感!
- 人気のレトルトナポリタンソースを使って、手軽に喫茶店の味を再現 まんまです!
ちょっと工夫するだけで、“ナポリタンが真ん中にいる食卓”、すぐ作れますぜ。
【まとめ】
ナポリタンがなぜ“脇役扱い”されがちなのか。その背景には、歴史や食文化の流れが関係していました。
でも今はもう、「ただの付け合わせ」じゃありません。みんなの記憶に残る味だからこそ、もっと堂々と主役でいてもいいのかも、って思いませんか?
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