「世界!ニッポン行きたい人応援団」に登場したティベリオさん。あの感動の放送から2年、彼の作る盆栽鉢が今どこで見られるのか、気になっている方も多いと思います。最新の情報を整理してお届けします。
出典:https://www.tv-tokyo.co.jp/nipponikitaihito/?cx_search=program&
ティベリオさんの今と、あの放送の続き
2025年7月28日放送予定の「応援団スペシャル」では、人生をかけて盆栽鉢作りに挑むイタリア人・ティベリオさんの2年ぶりの姿が紹介される予定です。番組を観たあと、「あの人、今どうしてるの?」「あの鉢、実際に見てみたい」と感じる人もきっと出てくるはず。
この記事では、現在の活動拠点、作品の展示情報、SNSでの発信状況など、ティベリオさんの“その後”にまつわるリアルな情報をお伝えしていきます。
盆栽鉢はどこで見られるのか
展示会での可能性を探る
現在のところ、**ティベリオさんの作品が特定の場所で常設展示されているという確定情報はありません。**ただし、全国で開かれている盆栽イベントや陶芸展では、彼のような盆栽鉢作家が紹介される場面も多く見られます。
月刊『#近代盆栽』 2024年6月号(5/2発売)
◆国風展を彩った松柏名木
◆#木村正彦 vs #小林國雄
◆木村正彦真柏改作
◆小林一風 春の景名会
◆雑木 生長期の手入れ基本ガイド
◆第32回 #春雅展
◆現代鉢作家 京師五山
◆海外BONSAI便りジョナサン・ケイン
◆丹波篠山盆桜展https://t.co/DJRFBdxOf6 pic.twitter.com/TLwvP2xdlo— 近代出版 編集部 (@kinbon_bonsai) April 26, 2024
とくに注目したいのが、以下の展示会です:
- 国風盆栽展(東京・毎年2月)
- 日本盆栽大観展(京都・毎年11月)
- 尾張鉢展(愛知・秋ごろ)
- 鹿沼さつき祭り(栃木・5月〜6月)
これらは、プロの盆栽師や愛好家たちが集う格式ある場。今後、ティベリオさんが出展する可能性も十分にあるでしょう。
地域イベントも見逃せない
2025年6月にも「四季を映す小宇宙 – 盆栽展」や「BONSAI × 陶芸」コラボイベントが全国で複数開催されました。これらのイベントでは、小品盆栽や鉢に焦点を当てた展示が多く、「あ、こういう場所にティベリオさんの作品出そう」と感じるような空気感があります。
SNS発信から見える現在地
Instagramが今の活動の“主戦場”
彼の公式Instagramでは、イタリアの陶芸工房を拠点にした制作風景が定期的に投稿されています。中野行山さんの名を敬意とともに記す投稿も複数あり、日本での修行が今も彼の中に深く根付いていることが伝わってきます。
投稿には、こんな特徴が
- 鉢の形状や釉薬へのこだわりが細かく解説されている
- 「Tokoname(常滑)」や「Nakano-sensei」といったタグが頻出
- フォロワーとの距離が近く、日本語でのやり取りも多い
これはもう、**“盆栽鉢作家としての意識が完全に定着した証拠”**と言えるのではないでしょうか。
応援団出演後の「人生激変」とは?
弟子入りがもたらした変化
放送内で弟子入りを許されたのが、中野行山さん。陶芸界では知られた巨匠のひとりです。ティベリオさんはあの出会いを通じて、技術だけでなく“鉢に込める精神”までも学んだように見えます。
Instagramの投稿には、「行山先生の言葉が今も僕の中で響いている」と綴られており、彼の中で日本の陶芸と盆栽文化がどれだけ大切な軸になっているかが読み取れます。
実際、どれだけ成長した?
技術面では、鉢の底部処理や釉薬のかけ分け、デザインバランスが明らかに向上しています。作品数も増えており、写真の構図やライティングにも変化が見られます。まさに、ただの趣味から“作家活動”へとシフトした2年間だったと感じます。
なぜ彼の盆栽鉢が注目されているのか?
まず、外国人が本気で日本の伝統技術に挑む姿勢に心を打たれるからというのがひとつ。
それに加えて、
- 盆栽と鉢の関係性そのものに新しい感覚を吹き込んでいる
- クラシックすぎない“アート寄り”の表現が海外ファンにも刺さる
- SNSで作品の進化過程を“見せている”ことが信頼感に繋がる
この3つが組み合わさることで、じわじわと支持が広がっているのではないでしょうか。
日常生活での楽しみ方
「で、どこで買えるの?」という方には少し申し訳ないのですが、まだ商業販売はされていないようです。ただし、楽しむ方法は他にもあります。
- 彼のSNSをフォローして制作過程を追いかける
- 展示会の出展予定をチェックして現地で探してみる
- 自分で小さな盆栽を育てて、彼のような鉢を意識してみる
これだけでも、日々の“目の癒し”になったりするんですよね。
まとめ
ティベリオさんの「今」は、まだ“完全に商品化された作家”とは言えない段階かもしれません。でも、陶芸と盆栽鉢にかける情熱、そして日本文化へのリスペクトがひしひしと伝わってくる点では、すでに唯一無二の存在になりつつあると感じます。
これからどこかの展示会で、実際にその鉢を見かけたら、ぜひ一度足を止めてじっくり眺めてみてください。彼の成長をそっと感じることができるはずです。
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