宮城県気仙沼市の漁港そばにある「鶴亀食堂」。地魚を活かした朝食を提供するこの店には、移住者の店長がいます。震災を乗り越え、地域に根付いた店の復興ストーリーと、サラメシとしての魅力をお伝えします。「震災をきっかけに移住し、今や地元の顔になった店長」—その背景とは？
気仙沼の漁港近くに店を構える「鶴亀食堂」は、地域の人々に愛される食堂です。店長である加藤広菜さんは震災後に移住し、地元出身の社員とともに店を切り盛りしています。
最初は地域に馴染めるのか不安だったという加藤広菜さんですが、「食を通じて地元の人と繋がりたい」との思いが強く、食堂経営を決意しました。
「地域の復興に貢献したい」—その想いが、この店の原点なんだそうです。
鶴亀食堂の魅力と復興の歩み
地元食材が光る！鶴亀食堂の人気メニュー
鶴亀食堂の最大の魅力は、新鮮な地魚をふんだんに使った定食メニュー。朝から味わえる海鮮丼や焼き魚定食は、漁港のそばならではの味わいです。
【おうちで「メカジキのカマ煮」をどうぞ】
鶴亀でいちばん人気の「よくばり定食」が
ついにおうちでお楽しみいただけるようになりました。
このセットは鶴亀食堂でも一番人気「メカジキのカマ煮」と「カツオの刺身」がおたのしみいただける「よくばり定食」のセットです。https://t.co/9EblvLugB4 pic.twitter.com/prPTyCYnMe— 鶴亀の湯・鶴亀食堂 (@tsurukamenoyu) August 1, 2020
鶴亀食堂で特に人気のあるメニューは以下の通りです：
- メカジキの釜煮定食：メカジキのカマを秘伝のタレで甘辛く煮付けた定食。ふわふわとろとろの食感が特徴なんです。
- よくばり定食：メカジキのカマ煮と鰹のお刺身がセットになった定食。 鰹は宮崎の鰹一本釣り船が使う甘口醤油で楽しめますよ。
- 漁師のまかない定食：メカジキのハーモニカ煮（希少部位）が含まれる定食です。
- その日の漬け丼定食やその日のお刺身定食、日替わり定食なども人気なんですよ。
鶴亀食堂(気仙沼)
よくばり定食。カツオのお刺身が最高においしかった👍🏻 ̖́-また行きたい pic.twitter.com/ICOq30mw6x— ぴよぴよぴー (@BLvMGunEI3gI54Z) November 17, 2024
脂の乗りが抜群で、訪れる人々に大好評です。「気仙沼で食べるからこそ、美味しさが違う！」とどれも評判の逸品なんです。
食堂はここにあります
- 場所：宮城県気仙沼市魚市場前4-5 みしおね横丁内
- 営業時間：07:00～13:00
- 席数：カウンター11席
- 特徴： 漁師さんや地域の人々、観光客が交流できる場所
移住者の店長が挑む！復興と地域への想い
震災後、気仙沼に移住した加藤広菜さんは、復興の一環として地元の食材を活かした食堂を経営しています。
漁業が盛んなこの地域で、地元の人たちと協力しながら、地域活性化にも貢献。最初は「外から来た人」として戸惑いもあったそうですが、「この街の味を未来へつなげたい」という強い信念が、地域に溶け込むきっかけになったと言います。
「食は、人を繋ぐ力がある」—加藤広菜さんの言葉が、その想いを物語っていますね。
鶴亀食堂のランチタイムとサラメシの楽しみ方
気仙沼で働く人々のサラメシスポットとして
鶴亀食堂は、地元の漁師や観光客だけでなく、気仙沼で働く人々にとっても貴重なサラメシスポットです。
仕事の合間に立ち寄れる温かい雰囲気と、栄養満点のランチが魅力。特に、早朝から営業しているため、漁港で働く人々の活力源にもなっています。「漁師さんの活力の源は、朝ごはん！」そんな光景を間近で感じられるのも、この食堂ならではですね。
旅人も楽しめる！鶴亀食堂の食体験
気仙沼を訪れた旅人にとっても、鶴亀食堂はぜひ足を運びたいスポットとなっています。観光地の食堂とは違い、地元の人々の生活の一部を感じられる特別な場所なんです。
「地元の人が普段食べている味こそ、その街の本当の味」。そんな想いで、加藤広菜さんは毎朝、市場から新鮮な魚を仕入れていますよ。
本来気仙沼の漁師さんだけでは無く、他の港から漁に出た色んな漁師さん達もこの気仙沼に水揚げにやって来ますから、隣にある鶴亀の湯（銭湯）で汗を流し、そのままこちらの鶴亀食堂で食事をすることが多いようですね。
「あなたも、この町の一員になった気持ちで、漁師さん達と一緒に一度味わってみませんか？」勿論私も銭湯と朝メシを頂きに立ち寄るつもりです！
まとめ
いまや鶴亀食堂は、震災を乗り越えた気仙沼の復興の象徴の一つとなっています。
移住者の加藤広菜さんが築き上げたこの店には、地元の食材と地域への想いが詰まっていますよ。
「この味が、未来へ続きますように」—そんな願いを込めて作られる一品一品を、ぜひ味わってみてくださいね。
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