「富士山のてっぺんって、静岡?それとも山梨?」そんな何気ない疑問が、今回『何だコレミステリー』で取り上げられます。東京大学の学生さんも注目したこの話題、実はちょっとした“山頂ミステリー”だったんです。
『世界の何だコレ!?ミステリー』で話題になった富士山県境の問題。どうやら、富士山の山頂にはハッキリとした県境がないそうなんです。え、じゃあ登頂証明って誰が出すの?…とちょっと戸惑いますよね。
観光客や登山者が思わず引っかかるこのモヤモヤ、実は歴史と制度が絡む複雑な背景があるんです。今回はそんな気になるポイントを、番組より一足先に“整理”してみました。
富士山県境とは?そのあいまいさの理由
頂上には線が引かれていない?
まず驚くのが、富士山県境が山頂で「決まっていない」って話。明治時代に国が調査をしたものの、山梨県と静岡県の意見が分かれ、なんと1951年には「お互い争わない」ってことでそのままに。
江戸時代の『甲斐国志』でも「8合目から上は境なし」って書かれているくらいだから、昔から曖昧だったみたいです。
ずっと本棚に置いてあった古書(らしい)を開いてみたら「甲斐国志」。明治44年発行。夫の祖父が買った領収書も出て来た。手に入れた経緯は今となってはわからないけど。 pic.twitter.com/kDYg39R3eL
— anty_anty (@antyanty3) May 13, 2024
行政の“扱い”はどうなっているの?
今は、実務的な観点から「この問題は置いとこう」というスタンス。登山者向けには「吉田ルート(山梨)」「富士宮ルート(静岡)」などルートで案内されているので、登る人からするとあまり困ることはないかもしれません。
でも行政側では救助や保全の責任をどうするか、密かに綿密な調整があるようです。
登頂証明どうなる?曖昧な県境が生むちょっとした困惑
登頂証明の発行はどうなっている?
実は、登頂証明ってルートごとに発行方法やデザインも違うんです。2025年からは、静岡県・山梨県で入山料が4,000円に統一され、事前登録が必須に。さらに、
- 静岡側は「FUJI NAVI」アプリ登録+QRコードで入山証明
- 山梨側は登山口・山小屋でルート別に証明書を発行
【山梨県に続いて静岡県でも条例化】富士山の入山手続き専用アプリ「静岡県FUJI NAVI」をいち早く使ってみた(BRAVO MOUNTAIN)#Yahooニュース
https://t.co/mXfWjpjC3p— 静岡県 富士登山安全情報 (@fujitozan_anzen) May 30, 2025
今後は紙の証明書に加えて、デジタル証明やリストバンド型も主流になるのかも。なんだか観光も“ハイテク時代”ですね。
証明書をもらうにはどうしたら?
要は、「ちゃんと登録して登ってね」ということ。事前登録+入山料納付はマストです。ちなみに最近は登頂記念にNFT証明を試験導入する動きもあり、なんだか登山が“イベント化”しているような感覚もあります。
サントリーさんやJTBさんのような企業が、富士山DXプロジェクトに関わっているのも納得です。
世界の何だコレ!?ミステリーで注目された理由
東京大学の学生さんが見逃さなかった疑問
番組では、東京大学の学生さんがふとした疑問を口にしました。「富士山県境って…そもそもあるの?」って。言われてみれば、普段考えたことないけど確かに不思議。番組を見て「あれ?」と立ち止まった方も多かったと思います。
- 「登った場所で証明の県が変わるの?」
- 「山頂でどっちの県かって決める意味って?」
そんな素朴な疑問が番組をきっかけにSNSでも話題になっていました。
番組で深掘りされなかった部分
『何だコレミステリー』では、尺の関係かそこまで詳しくは掘り下げられていませんでした。けれど、それが逆に検索したくなる“余白”になったのも事実。実際、SNSでも「誰か教えて〜」という声が多く、ちょっとしたモヤモヤの火種になっていたようです。
まとめ
富士山県境の話って、一見マニアックに見えて、意外と身近な疑問が詰まってるんです。登頂証明が今後は事前登録者だけに発行されるようになったり、紙からデジタルへ移行したり…。観光も登山も、これからは“ちょっと準備が必要”な時代に変わっていくのかもしれませんね。
気になる話としては:
- 山頂って、実はどこの県にも属してないってちょっと不思議
- 証明書がアプリ連携?…ハイテクすぎる!
- 登山の準備に「登録」とか「QRコード」が必要な時代って…来たなって感じます
会話のネタとしても楽しめそうですし、これを機に少しだけ“富士山の裏話”を知ってみるのもいいかもしれませんよ。
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