「これって飛行機だったっけ?それとも…?」と気になった方も多いはず。『そこんトコロ』昭和ブーム企画で登場する“20mのワイヤーで操作するおもちゃ”の正体、有力候補が見えてきました。
テレビ東京『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』の昭和ブーム特集で紹介予定の“20mのワイヤーで操作するおもちゃ”。
番組予告では名称が伏せられたままで、SNSでも「正体わからず」「検索した謎アイテム」と注目を集めてそうですよ。
中でも有力なのが、昭和期に流行した「Uコン(Uコントロール)」。模型飛行機を物理的なワイヤーで操縦するホビーで、当時の少年たちだけでなくおっさん達をも十分に夢中にさせた存在でした。
昭和おもちゃ正体わからず検索した謎アイテムとは
「Uコン」ってどんなおもちゃ?
**Uコン(Uコントロール)**は、2本のワイヤーで模型飛行機を操縦するスタイルの遊び。操縦者は中心に立ち、飛行機はその周囲を円を描いて飛びます。
2.モノづくりが好きになったのは中学の授業でUコン飛行機(コントロール・ライン)と呼ばれる小型エンジンを取り付けた模型飛行機を作って飛ばす体験が全ての始まりでした。6~21mのワイヤーを2本取り付け燃料が尽きるまで自分を中心に回り続けます。 pic.twitter.com/FKgvxAQIr3
— ツァーリア / ロニ (@roni_hobby) April 11, 2022
- ワイヤーの長さは約20m前後(19〜21mが一般的)
- 手元のコントローラーで機体の上下を操作
- 宙返りや背面飛行など、アクロバット飛行も可能
まさに、昭和の空を舞台にした“リアルアクションおもちゃ”でした。
ラジコンとはどう違うの?
よく混同されがちですが、Uコンは無線ではなくワイヤーでつながっているのが最大の違い。
- ラジコン:無線で操縦、自由度は高いが技術も必要
- Uコン:操作は物理的で直感的、操縦者の近くを回る形式
そのため、初心者でも手軽に楽しめると当時は人気でした。
SNSでも注目「正体わからず検索した謎アイテム」
「これ、Uコンじゃない?」という声も続々
番組予告に「20mのワイヤーで操作」とあったことで、「Uコンでは?」と予想する声がSNSで多数あがっています。
- 「子どもの頃やってた!」
- 「親父が夢中だったって言ってた」
- 「昭和ホビーの定番だったよね」
今では見かける機会が減っただけに、強烈な懐かしさと共に“気になる存在”になっているようです。
なぜ検索したくなるのか?
「なんか昔見た気がするけど、名前が出てこない」──そんな曖昧な記憶に引っかかるアイテムほど、検索行動を誘発しやすいもの。
- 名前が出ない=検索したくなる
- 飛行機の軌道や動きは覚えている人も多い
- 番組でさらっと流されると、余計にモヤモヤ
これぞ“検索トリガー”の典型です。
昭和おもちゃの代表「Uコン」の時代背景
1960〜70年代は“空飛ぶ時代”だった
Uコンが特に盛んだったのは1960〜70年代。子ども向け雑誌には特集が組まれ、専門誌も発行されるほどの人気でした。
ひそかに憧れていたもの。Uコン。Uコントロールラインってやつ。簡単に言えばラジコンのワイヤーでコントロールするやつ。(^^♪それラジコンじゃないし。エンジン付きの飛行機模型を手元のワイヤーでコントロールするやつ、有線のラジコンて感じ。金持ちのガキが校庭でやっていた。 pic.twitter.com/LlSFc91eVX
— 撃墜王の孤独 (@iJGtU74zv5XUVou) May 14, 2023
- 全国で大会が開催されるほどの熱気
- 子どもだけでなく大人のファンも多数
- アクロバット飛行は観る側も大興奮
筆者自身も、親世代から「昔よく見かけた」と聞かされていました。
現代でも遊べる?
現在は流通が減っているものの、愛好者によるUコンクラブやレトロホビー展示会などで再注目されています。
コントロール・ライン(Uコン飛行機)の巨匠から頂いてしまった。🤗
大事に使わせて頂きます🙇♂️ pic.twitter.com/Vl7z7Iawj0
— ゆた(Drone Traveler) (@moguyuta) January 4, 2023
- 中古市場やホビー専門店で入手可能
- イベントでは実演飛行も見られることも
- 組み立てキット型で販売されているケースもあり
技術とノスタルジーが融合した、大人の趣味としても復活の兆しがあるのです。
まとめ
今回番組で紹介される“昭和おもちゃ”の正体として、有力視されているのが「Uコン」。
飛行機をワイヤーで操縦するというダイナミックなホビーは、昭和という時代の自由さや遊びの豊かさを象徴する存在でもあります。
懐かしいだけじゃない、今でも語り継がれる価値があるからこそ、視聴者の心に引っかかるのかもしれません。
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